実際に私の子供も同様で、年上の息子より、年下の娘のほうが大人っぽかったです。
(娘に冷たくされていただけかも知れませんが、、、、泣)
基本的に男子と女子の間では、著しく成長する時期が少しずれているそうです。
女子は、小学校高学年~中学校、一方、男子は、中学校~高校と言われています。
男子の成長期が、女子より2年ぐらいずれているので、小学校高学年では、大人びた女子に対して、男子はいかにも幼い印象という印象を持ちます。
それは、身長の伸びの差だけでなく、体形的に大人の体になっていくのも女子の方が早いからです。
女子は、小学校高学年ごろから、胸が膨らみ始め、女性らしい体つきになっていきます。
それと同時に、精神的にもこの時期にずいぶん成長します。
女子の成長は、初潮の時期と大きく関係しており、思春期を迎えると成長は鈍化するようです。
一方、男子が大人の体つきになっていくのは、中学校~高校の時期です。
また、小学校高学年の頃は、精神的にも成長著しい女子に比べて、まだまだ子供の印象がぬぐえない方が多いのではないでしょうか。
日本人の平均身長
世界中のさまざまな人種の中で、日本人は身長が低い方だと言われています。
世界の首脳が記念写真を撮っても、日本人は明らかに背が低いです。
出典:http://www2.ttcn.ne.jp/
ちなみに日本人17歳の平均身長は、男子171.9㎝、女子159.1㎝です。
世界一高身長と言われているオランダ人の平均は、男子181.7㎝、女子166.8cmですから、大きく水を開けられています。
17歳になるとこんなに広がる身長差ですが、実は小学生の頃は、これほどの差はありません。
身長が高い、オランダはじめ欧米諸国の子供たちは、長い間、身長が伸びます。
高校生を過ぎても、身長は伸び続けます。
一方、日本人の場合、中学生~高校生の間で身長の伸びが緩くなり、止まります。
高校生になると、人にもよりますが、せいぜい10㎝ぐらいの伸びにとどまるのではないでしょうか。
(もちろんそれ以上、伸びる子もいると思いますが、大多数とは思えませんよね)
先ほど、女子の身長が思春期を迎えると止まると書きましたが、欧米諸国の子供たちに比べて、日本人の子供は思春期を迎えるのが早く、成長が早く止まる傾向があります。
思春期を迎えるのが遅いオランダの子供たちは、長い間身長が伸びます。
睡眠不足など生活習慣が乱れると、思春期が早く訪れると言われているようです。
ここに背を高くするヒントがあると言えるでしょう。
骨髄線 (こったんせん) と身長の関係とは?
骨髄線 (こったんせん)とは、骨の先端と幹の部分をつないでいる線で、X線で確認ができます。
出典 : 症状と病気の関係 【保存版】骨の成長の仕組み!骨芽細胞・破骨細胞とは?
https://medical-symptoms.net/archives/148
年を重ねると骨髄線はなくなり、成長はストップします。
骨髄線がある間は、成長します。
男子は17歳ごろ、女子は15歳ごろ、骨髄線が消えると言われています。
なかには、大人になっても、骨髄線があり身長が伸びる人もいます。
思春期を迎えるのが遅いと骨髄線が消えるのも遅いです。
また、逆も言えます。
つまり、身長を高くするためには、この骨髄線がある間がチャンスです。
骨髄線があるうちに身長サプリを飲めば、効果が期待できます。
生活を整えて、思春期を迎えるのを遅くすることが出来れば、骨髄線が消えるのが遅くなると考えられるのではないでしょうか。
これが身長を伸ばすためのポイントとなりそうです。
身長とホルモンの関係
身長に大きな影響を及ぼす成長ホルモン
成長ホルモンとは、文字通り、成長に欠かせないホルモンです。
つまり、背が高くなりたければ、成長ホルモンがたくさん分泌されるようにしなければなりません。
成長ホルモンは、脳下垂体から分泌されるホルモンで、骨を長くする、筋肉を育てる、脂肪を分解する作用があります。
成長ホルモン分泌のピークは、13~17歳ぐらいで、20~25歳ごろに一気に分泌が減ります。
減るだけで止まるわけではありません。
成長ホルモンは、身長だけでなく、肌トラブルや薄毛とも大きく関係しています。
つまり、この時間帯に寝ていることが重要と言われているよ
生活パターンの変化で、この時間帯に起きている人が多くなっていますが、起きていると成長ホルモンの分泌が減ります。
当然、身長の伸びが鈍くなります。肌荒れも起こします。
成長ホルモンにとっては、正しい時間の睡眠とともに、たんぱく質の摂取、運動も大切になります。
甲状腺ホルモンの働きも大切!!
甲状腺ホルモンは、いわゆる喉仏にある内分泌器官、甲状腺から出るホルモンで、新陳代謝を促進します。
背が高くなるためには、新陳代謝が活発であることも大切ですので、甲状腺ホルモンは、成長ホルモンとともに身長を伸ばすためには大事です。
もし、甲状腺ホルモンの分泌が少なければ、低身長を心配しなければなりません。
さらに、代謝異常、倦怠感、体温の低下、脱毛、記憶力低下なども引き起こすと言われております。
このような症状がみられる場合、甲状腺機能低下症の可能性が考えられます。
甲状腺機能低下症には、先天的な先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)、後天的な後天性甲状腺機能低下症に分かれます。
先天性甲状腺機能低下症は、先天的なものですが、後天性甲状腺機能低下症は、多くは小学校で発症すると言われています。
記憶力が悪いことが気になっていても、なかなかこの病気というより、単に物覚えが悪い子と片付けられてしまうことがあります。
甲状腺機能低下症は、知能障害に結び付く場合もあるので、もし、不安に感じたら、受診をおすすめします。
性ホルモン
性ホルモンには、精巣から分泌される男性ホルモン、テストステロンと卵巣から分泌される女性ホルモン、エストロゲンがあります。
性ホルモンが活発に分泌されると、体、骨が成熟し、身長の伸びが早くにストップし、低い最終身長になります。
高い身長を望むなら、性ホルモンの分泌を抑えるようにしなければなりません。
生活習慣と性ホルモンの分泌は大いに関係があります。
過度な運動は、性ホルモンの分泌が促され、思春期に早く入ります。
特に、運動でも、上半身のみ、下半身のみといった特定の部位のみを強化する運動は、性ホルモンの分泌を高めると言われておりますから、避けた方がいいでしょう。
睡眠不足、ストレスも性ホルモンの分泌を促し、早く思春期がやってきます。
出典 : 現代人の睡眠状況
https://www.nishikawasangyo.co.jp/company/laboratory/topics/01/
睡眠時間の短さ=生活習慣の乱れが、外国の子供たちより日本人の子供たちの身長の伸びを早めにストップさせます。
成長のための栄養素
カルシウム
成長のためにはカルシウムが必要だということは誰にも理解できます。
カルシウムは骨のために大切な栄養素ですが、カルシウムを摂れば、身長が伸びるわけではありません。
カルシウムは、骨を強くします。
食生活の欧米化が進んだ日本人は、子供だけでなく、大人もカルシウムが不足しがちです。
魚を食べなくなり、乳製品を摂る機会も少ないからです。
成長期の子供に必要な1日のカルシウム量は、800~900㎎と推奨されていますが、現在この量をなかなか摂れていないのが実情ではないでしょうか。
「大きくなるために牛乳を飲みなさい」とは昔から言われてきたことで、これは正しいのですが、現在は、牛乳の摂りすぎによる肥満も気を付けなければなりません。
牛乳だけでなく、小魚、ヨーグルトからも摂るといいでしょう。
もちろん、身長サプリでカルシウムを補うことも可能です。
タンパク質
カルシウムとともに、成長のためにはタンパク質は欠かせません。
タンパク質は身長を伸ばす作用とともに、成長ホルモンの分泌も促進します。
成長期の子供に必要な1日のタンパク質量は、75~90㎎と言われています。
また、大人が60~80㎎なので、成長期には積極的に摂る必要があります。
ご存知のように、タンパク質を多く含む食品は、肉類、魚類、大豆製品、乳製品、卵などです。
タンパク質をたくさん摂る必要があるからと、肉類だけに頼ると、脂肪も摂って肥満になるリスクがありますから、魚、大豆製品などさまざまな食品から摂るようにしましょう。
また、タンパク質だけでなく、同時にカルシウム、亜鉛、マグネシウムなどの栄養素も摂らないと成長につながりません。
亜鉛 & マグネシウム
亜鉛やマグネシウムは、大量には必要ありませんが、不足すると身長が伸びない大切な栄養素です。
亜鉛は、成長ホルモンの分泌を促進するだけでなく、タンパク質の合成にも欠かせません。
牡蠣、レバー、牛肉、納豆に多く含まれますが、食品だけでは十分に摂るのが難しい栄養素なので、身長サプリで補うといいでしょう。
マグネシウムは、カルシウムとバランスよく摂ることによって、骨を強くします。
マグネシウムを摂らないで、カルシウムだけをとっても骨からカルシウムが溶け出します。
身長を伸ばすためには、カルシウムとマグネシウムのバランスが非常に大切です。
アンバランスになると、”骨粗しょう症” になる原因になってしまうかもしれません。
まとめ
子供の成長全般について、骨のこと、ホルモンのこと、必要な栄養素のことをまとめました。
参考にしていただけるとうれしいです。
最終身長を伸ばすためには、成長期はとても大切な時期です。
その大切な時期を逃さず、できることはしてあげるのが親心なのかな~、と思っています。