“遺伝” と “身長” の関係性を考えてみる
なんて、よく公園とかで見る光景な気もしますが、あきらめている人がほんとに意外と多いものです。
身長は、確かに遺伝の影響を受けますが、果たしてそれだけでしょうか??
身長の高低に遺伝が影響するのは、実はたった2~3割程度と言われているんです!!
皆さんも私と同じで、もっと大きな影響かと思っていませんでしたか???
スポーツで活躍する選手のご両親が、その選手よりずいぶん背が低いことは、よくあることだと思いませんか??
検索するとすぐ見つかると思います。
また、パパは大きいけれど、ママは背が低いなど、いろんなケースがありますので、一概に遺伝だけでその子の最終身長が決まるわけでは無いと考えられています。
もちろん、遺伝が無関係とは言いませんが、身長が伸びる / 伸びないには、もっと別の要因が大きく関係しているのです。
それは、栄養、睡眠、運動です。
たっぷりの栄養、十分な睡眠、元気いっぱいの運動をしていれば、身長が高くなる可能性は大いにアップします。
“生活習慣” を整えることの大切さ
2~3割程度の親の遺伝の影響に対して、残り7~8割の影響を与えるのは、後天的なものだと考えられています。
つまり、「栄養」、「睡眠」、「運動」です。
たとえ、ご両親の背が低くても、栄養、睡眠、運動に留意すれば、上記で例に挙げた運動選手のように身長は伸びると考えられます!!
例えば、栄養のことを見てみましょう。
十分摂っているように見えても、栄養バランスが取れているでしょうか??
偏食はしていませんか??
成長に必要な栄養素が摂れているでしょうか??
また、睡眠を見てみましょう。
時間は十分だとしても、上質な睡眠が取れているでしょうか??
運動も、ある部位だけを強化する筋トレに絞っていませんか??
栄養、睡眠、運動のどれひとつでも十分でなければ、他の二つが十分であっても、なかなか身長というのは伸びないと言われています。
身長が一番伸びる成長期は、親の目の届かないところで活動していることも多いので、大人がきっちりサポートしてあげるといいのではないでしょうか。
“生活環境” と “身長” の関係性について
「栄養」、「睡眠」、「運動」に加えて、「家庭環境」も身長に大きな影響を与える大事なポイントだと考えられています。
このことは、見落とされがちなので、注意してください。
「両親が不仲で毎日のように喧嘩ばかりしている」、「勉強のことで、毎日厳しく叱られる」など、強ストレス下にいる子供は、身長が伸びることを妨げられてしまいます。
身長が伸びるということは、意外にデリケートなことにもかかわっているので、子供がストレスをあまり感じず、のびのびとリラックスできる、温かい家庭環境が大切なポイントとなります。
思春期を迎え、精神的にも不安定な中学生の場合は、特に顕著です。
中学生になっても、周りと比べてあまり身長が伸びないなら、ストレスを感じすぎていないか生活を振り返ってみるのもいいかもしれませんね。
また、中学生を持つ親ならだれもが経験することですが、反抗期が始まります。
小学生の間は、あんなにいい子だったのに・・・(涙)、最近は口答えが激しくて、言うことも全然聞かなくなります。
正直、親の方が子供の変化に戸惑ってしまうのではないでしょうか??
親の戸惑いが、「口うるさい注意」や「激しく叱ること」につながると、さらに反抗がエスカレートし、子供のストレスが溜まります。
そうすると、身長にも悪影響を与えてしまう可能性があります。
間違ったことに対し、毅然と叱ることは、もちろん大切なことです。
しかし、毎日怒り続けられると子供のストレスは相当なものになります。
身長にも影響が出る可能性が出てきてしまいます。
見守るべきところは、親としてゆっくり見守ってあげようと私も心掛けています。
これは、難しい問題ですよね。。。