世の中にはたくさんの動物がいますが、それぞれの動物に対するイメージがあると思いますね。
たとえば、「豚って太っているイメージ」とか「オシドリってメスとオスの仲が非常に良いイメージ」などが該当するかと思います。
でも、実際には動物に対するイメージと動物のリアルな特徴には違いがあるようです。
ということで今回は、「イメージとズレのある動物」ということで、まとめてみることにしたので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。
オシドリは一夫多妻制
仲良し夫婦は、よく「おしどり夫婦」って言われますよね。
だから、オシドリに対してメスとオスは常に一緒にいるイメージがある人も多いのではないでしょうか??
でも、実際には「オシドリ」とは、そういう意味ではないのですよ。
実は、オシドリが仲良くするのは子作りの間のみだそうです。
メスが出産したら、オスはなんと違うメスと子作りを始めるそうです。
つまり、オシドリは一夫多妻制ということになりますよね。
しかも、冬がくるたびに相手が変わるらしいですよ。
となってくると、おしどり夫婦の「おしどり」の由来って、どこから来ているのか疑問に思いますよね。
こちらに関しては、まだ調べられていないので、また今度調べてみます。
豚の体脂肪率は低い
肥満の人を「あの人、太っていて豚みたい」などと、豚に例えることからもわかるように、「豚は太っている」というイメージがある人がとても多いのではないでしょうか。
でも、豚って実際には全然太っていないとご存知でしょうか??
野生の豚の体脂肪率は、なんと13%程度らしいです。
豚のカラダは脂肪ではなく、ほぼ筋肉ということになります。
「じゃあ、なんで太っている人のことを豚みたいって言うのかしら??」って、思いますよね。
それは、野生の豚ではなく、食用の豚を私たちは知っているからみたいですよ。
食用の豚は太らせるので、野生の豚より太っています。
でも、食用の豚が太っているといってもその体脂肪率は14%~18%だそうなので、別に太っているわけでもないですよね。
豚の体脂肪率がこんなに低いなんて、まさにイメージとズレがある動物だと思いませんか??
ハイエナは獲物を奪われてしまうことが多い
「あいつって、ハイエナみたい」という場合は、人の業績やモノなどを自分のものにする人のことを意味しますよね。
ハイエナには、横取りをする動物というイメージがあるからです。
ところが、実際のハイエナは奪われる方だと知っていましたか??
ハイエナは狩りが上手で、自分の獲物は自分で得ることが出来るそうです。
他の動物が獲た餌を横取りして、自分が食べたりする必要はないということですよね。
逆に、ライオンなどの動物に自分の餌を取られてしまう立場です。
だから、ハイエナには強い消化力が備わり、骨も食べられるようになった、と言われているそうです。
カモシカの足はガッシリしていて細くない
キレイな足をした人を褒めるときに「カモシカみたいな足だね」、と言うのを聞いたことがある人は少なくないのではないでしょうか。
だけど、山岳地帯に住むカモシカは、がっしりした足をしているので、本当はカモシカの足って細くないんですよね。
カモシカは漢字で「羚羊」と書くんだけど、これはレイヨウとも読めますよね。
レイヨウは足が細いから、「レイヨウみたいな足」となるはずが間違って「カモシカみたいな足」と読んだところから、「カモシカは足が細い」、というイメージが付いたという説があります。
ここまで、「イメージとズレのある動物」ということで、いくつかご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか??
我々が持つ動物に対するイメージと実際の特徴の違いが異なっていて、「え、そうだったの!?」と驚いた人も多いのではないでしょうか。
また、イメージが付いた理由を知ることも興味深いですよね。
お子さんの質問に対して、+アルファで回答して、「お父さん、すごい!!」!!とか言われたいものです。
他にも亀、サイ、鶏(チキン)、ナマケモノ、ハリネズミ、タコ、カタツムリなどなど、イメージとズレのある動物はたくさんいるようなので、調べてみると新たな発見ができて、面白いかもしれませんね。