ドイツ人と聞くと「良く言えば倹約家、悪く言えばケチ」という話を聞いたことがある人は少なくないのではないでしょうか??
商社勤務の私もドイツ出張した際にそのように感じたことがあるのも事実です。
そのようなドイツ人の倹約事情って、どのようなものなのか気になります。
ドイツ人のモノに対する価値観
そのうち移民が約23%もいると言われています。そんなドイツには、倹約家がたくさんいるようです。「捨てるのなら誰かにあげよう」、「修理したらまだ使えるよ」、「これだけの機能があれば問題ない」、「高価なモノなんて要らないし~」、といったような価値観を持っているドイツ人がほとんどだと言われています。
ドイツ人のモノを大事にする感覚や節約をする感覚は、モノが溢れている現代において、とても大切なことだと思っています。
日本人は、要らなくなったモノは、まだ使えるモノでも捨てる人が多くてもったいない気がしますよね。
だから、ドイツみたいに誰かに不要になったモノをあげることがもっと増えたらいいなと個人的には思います。
ドイツ人の幸せ度は高い
ドイツ人は節約が上手だから、ドイツでの節約術の本も出版されています。
日本は買い物をすることによってストレスを発散したり、さみしさを紛らわそうとしたりする人もいるけど、ドイツではそういう人は稀だと言われています。
また、娯楽のためにお金を使う人も少数だと言われています。
それなのに、ドイツ人は日本人よりも幸せを感じている人が多いらしいから、日本人も物欲に走らずにドイツ人の倹約を真似てみるといいかもしれませんね。
廃品回収車が要らないドイツ
さすが倹約家が多いドイツですよね。
だから、ドイツでは廃品回収車も要らないわけです。
外に不要になった服や家具を出しておけば、誰かが持って帰る仕組みが出来ているのです。
雨にさらされて板がへこんだような本棚でさえ、誰かが拾って帰るくらいです。
日本だったら粗大ゴミに見えるような家具でも、ドイツ人にとってはまだまだ使える家具なんですね。
ドイツでは廃品回収車が要らないとういのも納得できるわけです。
ドイツ人はみんなで電気代を節約する
ドイツ人は、身の回りの品だけでなく、もちろん電気代も節約しています。
ルームシェアの多いドイツでは、大家さんも一緒に住むこともあります。
電気をつけたままにしていたら、怒られてしまうことも少なくないので、慣れない留学生とかは最初は戸惑うかもしれませんね。
また、家の中での電気代の節約だけでなく、なんと街も電気代の節約をしているのです。
夜にほとんど人が通らない道は、街灯を消して、電気のムダを減らす省エネの徹底ぶりには思わず脱帽してしまいますよ。
ドイツ人は平等に割り勘をする
日本での会社の飲み会などでは、上司の支払いが多くなったり、男性の支払いが多くなったりすることがよくありますよね。
でも、ドイツではしっかりと割り勘にします。
もちろんデートでも同じことです。
男性も女性もきっちりと割り勘になるのが当たり前だと考えています。
だからレストランではウェイトレスが、勝手にそれぞれが食べた分のレシートを別々にくれることもあります。
割り勘が当然のこととなっているドイツらしいエピソードだと思いますよね。
さすがに日本では、事前に「お会計は別で」と言わない限り、滅多にないのではないでしょうか。
ということで、「ドイツ人の倹約」ということでご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ドイツ人は節約したお金を数週間の旅行などに使う人が多いようです。
モノを無駄にしがちだと思われる日本人は、ドイツ人の倹約ぶりを少しだけでも見習ったほうが、ご自身の財布の為にも環境の為にも良いのかもしれませんね。最後までお読み頂き、ありがとうございます。