商社マンでありながらコロナ禍で全く海外出張に行けない日々が続き、キングダムは最新刊まで読破、最初は慣れなかったテレワークにも快適さを感じてしまいました。
思い出すのは、海外出張での会食。
良いことも辛いことも経験してきました。
日本では、お酒を飲んだときの〆 (シメ)はラーメンという人が多いですよね。
カロリーは高いけど、こってりしたラーメンをお酒を飲んだ後に食べるといつも以上に美味しく感じるものです。
そんな美味しい〆のラーメンですが、海外ではお酒を飲んだあとの〆はラーメンではなく違うものを〆として食べています。
今回は、「海外のお酒を飲んだ時の〆」ということで、まとめてみましたので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。
タイでお酒を飲んだときの〆は激辛のソムタム
日本人の出張行き先や駐在員が多いタイでは、お酒を飲んだ時の〆として、ラーメンではなくソムタムを食べることが多かったです。
ソムタイは私にとって、とても辛く感じた料理です。
辛いといっても、アジア独特の “甘さ”、“辛さ”、“酸っぱさ”、“しょっぱ(塩辛)さ”をバランスよく味わえるの青パパイヤを使ったサラダです。
タイ人がソムタムを〆としているのには、ちゃんとした理由があるそうです。
まず、辛さで酔いが覚めるということ。
お客さん曰く、ソムタムは非常に辛いから、かなり酔っ払った人でも高確率で酔いが覚めるらしいです。
これは、私も現地で経験済みでみんなでワイワイと飲んでいる最中にウトウトしていたのですが、食べて数分後には目がパチッと覚めてましたね。
それから、タイの飲み会は朝まで続くことが多かったので、飲み会中に寝てしまう人もいました。
そんな人を起こすためにもソムタムは効果的です。
さらに、ソムタムを食べてストレスや疲れを改善するという目的もあるそうです。
タイの飲み会はほぼ金曜日にあるそうで、仕事疲れやストレスがある人も多いのでしょうか。
そこにいつもは食べない激辛のソムタムを食べて、元気になるということです。
「なるほどね」って思える〆でしたね。
中国でお酒を飲んだ時の〆はスパイスの効いた串焼き
夜間でも屋台がたくさん出ている中国では、お酒を飲んだ後の〆は串焼きが多かったです。
「中国も日本と同じアジアだから、〆にはラーメンみたいなものを食べるのかな?」と思っていたのですが、串焼きでしたね。
これにはビックリしました。
串焼きの種類は、ビーフ、ポーク、チキン、羊、野菜などと様々ありました。
1回目は、さんざん飲み食いした後でしたので、全然食べられませんでしたが、私も〆に食べてみたかったので、2回目以降は胃袋のスペースを残して串焼きを食べてきました。
香ばしい匂いに食欲が増しますよね。
もちろん、すでにお腹いっぱいの時は、香ばしい匂いで吐き気がしましたが。
あと、中国に近い香港では、小籠包を〆に食べる人が多いらしいですね。
私は経験したことがないですが、小籠包も〆として美味しそうですよね。
アメリカでお酒を飲んだときの〆はピザかホットドッグ
お酒を飲んだ時のアメリカでの〆は、ズバリ「ピザ!」を経験してきました。
アメリカ人はピザをよく食べているイメージがあるけど、お酒を飲んだ後もやっぱりピザなんだと衝撃を受けました。
ピザの種類はいろいろありますが、お酒を飲んだときは、なんとチーズがたっぷり乗ったサラミ(ペパロ二)のピザを食べる人が多いとお客さんが言っていました。
サラミのスパイスが〆としていいのでしょうか。
ちなみにペパロ二ピザのソースはトマトソースが定番だそうです。
あとアメリカでは、夜に移動式の車で売っているホットドッグを〆にする人も多いそうで、私も何度か経験してきました。
私には、ピザとかホットドッグを食べているとき、口の中の水分を失って、モサモサするので、お酒を飲んだあとの〆にはちょっと…って感じになりましたね。
あと、ボリュームがあってお腹がはち切れそうでした。
イギリスでお酒を飲んだ時の〆はトルコのケバブ
イギリスではお酒を飲んだ後にケバブを〆にする人が多かったです。
イギリスは「フィッシュ&チップス」が有名なだけに、それを〆にする人もいましたが、ケバブを〆にする人のほうが多かったと思います。
イギリス人はアイリッシュパブに行き、ドイツ車に乗り、インドカレーを食べ、飲酒した後の〆はトルコのケバブという他国を満喫した面白い文化を感じましたね。
あと、イギリスとアメリカは勝手に似たような〆なのかと思ったら全然違うことにもビックリしましたね。
ちなみに、オーストラリアでも〆がケバブという人が多いらしいですよ。
ここまで、「海外でお酒を飲んだ時の〆」ということで、記憶に残ったいくつかをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
興味深い〆の食事がいろいろとあったので、「試してみたいな!」という〆や「それはちょっとムリかも…」というような〆があったのではないでしょうか。
海外旅行に行ってお酒を飲む機会があれば、その国の〆にトライしてみるのも良いかもしれませんね。
郷に入れば郷に従うのが大事かもしれませんね。