最近、「ミニマリスト」という言葉を聞いたことがある人は少なくないのではないでしょうか??
どうしても「ミニマリスト」と聞くと、「寂しい」とか「物を減らすのは自分にはできない」と思う人もいるかもしれません。
今回は、「ミニマリスト」について正しく知ることができ、さらに「メリット・デメリット」をご紹介したいと思います。
また、実際に「ミニマリスト」になるためのコツもサラッとご紹介します。
ちなみに人生で一番無駄な時間は、「モノを探している時間」と言われています。
モノを最小限しか持っていなかったり、整理整頓がしっかり出来ていると、そんな無駄な時間を減らすことが可能です。
いつもモノを探している方は、時間を無駄遣いしてしまっているので、当記事がお役にたつと思います。
ミニマリストとは何か??
「minimal(最小の)」と「ist(〇〇な人、主義者)」を組み合わせた言葉です。
直訳すると最小主義者とも言えます。
もともとは海外で広まった考えで、最近では日本でも増えてきています。
ミニマリストについては色々な解釈がありますが、必要最低限のもので生活する人・ライフスタイルとなります。
自分にとって無駄な事、時間、物を削ぎ落とすことで、本来の自分の生き方を見出すことができます。
また、ミニマリストを実行している方の中には、人間関係も最小にする方もいます。
ミニマリストのメリットとは??
お金の無駄使いがなくなる
何が必要で何が必要でないかがハッキリしているため、無駄だと思うものを購入しなくなり、結果的にお金の無駄使いがなくなります。
俗に言う衝動買いがなくなります。
また、物が減ったことで、今までの部屋より小さな部屋に引っ越すことができるようにもなり、家賃などの固定費を減らすことも出来ます。
さらに、今まで使っていたお金が少なくなり、貯金がしやすくなる可能性があります。
掃除の手間が省ける
物を減らすことができれば、部屋に置いてあった収納箱や家具なども必要なくなり、結果的に掃除をする手間が省ける可能性があります。
細かいところの掃除も減ることでより、掃除の手間が省けるようになります。
時間が増える
これは、先ほども書きましたが、人生で一番無駄な時間は、「モノを探している時間」と言われています。
物などを減らすことにより、忘れ物や探し物がなくなり、洋服を選ぶなどの判断も少なくなることで時間が増えます。
今まで時間がかかっていた事柄も無くなったことで、より時間を生み出すことができます。
時間が増えた分、趣味など自分が好きな時間に使えます。
自分と向き合える
自分にとって必要な物や事を考えるうちに自分についても考えるようになり、自分を理解することができるようになります。
また、自分と向き合うようになると不安や悩みも少なくなったり、より活き活きした日々を過ごすことができます。
メンタルが整う
不要な物や事が減り、自分が求める物や事にフォーカスできることでストレスが減ります。
ストレスが減ることによっても心に余裕が生まれ、ちょっとイラッとしたことでもあまりストレスを感じるようにはなりません。
また、物や事柄に囚われるようなこともなくなります。
生産性が向上する
不必要な物や事が無いので、自分に必要な物・事のみにフォーカスできることで、余計な事を考えずに集中力が高まりやすくなり、生産性が上がります。
今まで集中力が切れていた場合でも注意力が散漫になりづらくなるでしょう。
ミニマリストのデメリットとは??
必要なものまで捨ててしまう
「必要最低限の物のみを持つ」という根底からどんどん物を捨てるようになり、最終的に目的がズレて、物を捨て過ぎてしまうこともあります。
したがって、実は必要なものまで捨ててしまうということが起きてしまいます。
極度の場合、生活に支障が出てしまう場合もあります。
緊急時に必要な物がなくて困ってしまうこともあるでしょう。
災害のためにストックしておく食料品や生活必需品は、災害時にお店からは無くなりやすいです。
そのため、常に備えておかないと、後々大変な目に遭ってしまいかねません。
人間関係にヒビが入る可能性がある
まだ、ミニマリストの考えを持っている人は少ないと言われています。
そのことも含め、考え全てに言えることですが、他人に価値観を押し付けてしまうことで、人間関係にヒビが入ってしまうことがあります。
自分にとっていらないものでも、他人にとっては人生において重要なものの可能性もあります。
また、ミニマリストの価値観において、他人のしていることが不便であったり、ストレスを感じることがあるかもしれません。
これが続くことで人間関係が上手くいかないこともあります。
判断が乏しくなる可能性がある
物など無駄なものを減らすことで、いらない物を増やさないように気を付けるようになるのですが、いざ何かが必要になった時に「これは本当に必要なものかどうか」が最初は考えにくくなってしまう可能性があります。
ミニマリストの生活に慣れてくると、段々と必要なものかどうかがわかってきますが、逆にミニマリズムを実施するにあたり、本当は必要なものでも購入意欲が湧かなくなってしまい、結局必要なものでも買わなくなってしまいかねません。
ミニマリストになるコツとは??
物の配置を決める
物の置き場所をあらかじめ決めておけば部屋が散らかりづらいです。
その分、掃除も捗り、物の収納も片付けも手短になります。
また、同じものをまた買うということもなくなりやすく、ストレスもなくなるでしょう。
細かく決める必要はないですが、ある程度のジャンルで物を置く場所を決めてしまうのは良いと思います。
そうすることで、モノを探す時間も解消できるので、一石二鳥ですね。
不要な物を買わないように工夫
「安い」、「デザインが良い」、「機能が良い」というだけで物を購入するのは、「自分が本当に必要なのかどうか」、「買った後に長期間使えるものかどうか」に当てはまらないこともあります。
すでに購入済のモノでその役割を代替出来るものもあるでしょうし、できれば無駄な物を増やさないほうが快適に暮らしやすいと思います。
また、「1つ購入したら他の何かを1つ捨てる」というやり方も良いでしょう。
当然ながら、「2つ購入して、1つしか減らせない」のであれば、必然的に物が増えていくばかりです。
意外と物を捨てるのに、5個や10個をまとめて一気に捨てることは難しいですが、都度1個だけ物を減らすのは意外と労力が少ないです。
欲しいものが手に入ったとしても、これ以上に物が増えない状態を維持出来るためメリットだらけです。
まとめ
ミニマリストの考えにいきなり慣れるのは難しいかもしれません。
しかし、ミニマリストになってみたいと思って実践してみると慣れてくるものです。
むしろ、ミニマリズムを実行することで、さらに追求してみたいと思うかもしれません。
当然ですが、ミニマリズムの考えが合う人とそうでない人はいるため、気になった方は最初に少し試してみるのがおすすめです。
何事も追及し過ぎず、あくまでも自分の価値観でミニマリストの意識を持ち、他人に価値観を押し付けないことが大事といえます。