先日、ご褒美として子供を連れて、カウンターで食べるお寿司屋さんに行ったんですよね。
その時に子供が「ここのお茶美味しい~」とか言ってたんで、家にあるお茶と何が違うのかなって思って、興味がでてきました。
まず、「粉茶」と「粉末茶」は「末」があるかないかの違いなので、同じお茶だと解釈している人がけっこういませんか??
また、これらのお茶について知らない人もいるかもしれません。
この「粉茶」と「粉末茶」は、実は違うお茶になります。
ということで今回は、「粉茶」と「粉末茶」の違いについてまとめてみることにしましたので、興味がある人はぜひチェックしてみてくださいね。
寿司屋さんのあがりに出るお茶が粉茶
「粉茶」と「粉末茶」って似ているから、同じものだと思っている人も多いのではないでしょうか??
でも、これらの2つのお茶は違うものだそうです。
お寿司屋さんに行ったときにあがりに出てくるお茶がありますよね。
あれが粉茶になります。
煎茶を作るときに小さな茶葉が出てくるそうですが、それを収集したものになります。
粉砕された粉を、風で飛ばしたりしてより分けるそうです。
細かいから、急須を使ってお茶を入れる必要があります。
粉茶には強い殺菌パワーがある
粉茶にはカテキンがたっぷりと含まれているので、かなりの殺菌効果が期待できると言われています。
健康にも良さそうですよね。
味も濃いめなので、濃いお茶が好きな人におすすめだと思います。
細かい茶葉から入れるお茶だから味が濃くなるそうです。
この殺菌効果が高い粉茶を、寿司屋さんで生のお魚が乗っている寿司を食べた後に飲むというのは、「なるほどね」って妙に納得してしまいました。
回転寿司で自分で入れるお茶が粉末茶
「粉末茶」はパウダー茶とも言われているお茶です。
よく、このお茶が見られるのは、回転寿司を食べに行ったときだと思います。
テーブルの上に緑色の粉末が入った入れ物がよく置いてありますよね。
回転寿司では自分でその粉を湯のみに入れ、熱湯を注いでお茶を作ると思いますが、それが粉末茶です。
茶葉が粉末になっているから、そのままネーミングされたのだと思います。
粉末茶なら緑茶成分を全て取り入れることができる
粉茶は煎茶を製造するときに出た小さい茶葉だけど、玉露を作るときに出る玉露粉というものもあるそうです。
それから、粉末茶は抹茶がメインだそうです。
でも、抹茶だけでなく、煎茶の茶葉、玄米茶の茶葉、ほうじ茶の茶葉などを挽いて粉末にした粉末茶ももちろんあります。
急須を使ってお茶を入れた場合、緑茶成分はたったの30%くらいの抽出しかできず、それ以外は茶殻に残ってしまうそうなので、もったいないですよね。
でも、粉末茶なら緑茶成分が全て取り入れることができるのでカラダにも嬉しいですね。
顆粒状のお茶には添加物がプラスされていることも少なくない
粉末茶は茶葉を粉末にして飲みやすくするので、製造に手間がかかるし値段もどうしてもやや高めになってしまうそうです。
ところで、抹茶などの粉末茶はお湯の中に溶けるのではなく、撹拌(かくはん)しているってご存知でしたか??
だから、時間の経過とともに粉末となった茶葉は沈んでしまいます。
粉末茶にはお茶の抽出成分を加工している顆粒状のものもありお湯に溶けるそうですが、製造されるときに添加物がプラスされていることもよくあるそうですよ。
粉末茶である抹茶の素晴らしい効果
抹茶にはテアニンという成分が含まれているのですが、このテアニンは素晴らしい働きをしてくれるそうです。
たとえば、ストレスを受けている脳を落ち着かせて神経をリラックスさせたり、睡眠を改善させたりする効果とかが期待できると言われています。
血行促進も期待できるから、冷え症も改善されるかもしれませんよね。
抹茶ってスゴイんですね。
(『茶の科学』村松敬一郎編より抜粋)
ここまで、「粉茶」と「粉末茶」の違いについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか??
「粉茶」と「粉末茶」の違いがよくわかっていただけたら幸いです。
特に粉末茶である抹茶は健康効果や効能が高いということなので、ぜひ毎日の生活に取り入れて健康な日々を過ごすために飲んでいくのも良いかもしれませんね。