最近はオタクの人がどんどんと増えてきていますが、オタクにはいろいろなジャンルがありますよね。
そして、どのジャンルのオタクでも、「オタク活動には、けっこうなお金がかかってしまう」と言われています。
「オタク」主要分野別市場規模推移
出典 : 株式会社矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/
オタクたちの世の中での事情は、いったいどのようになっているのかが、気になってしまいました。
ということで今回は、「オタク市場」ということで、簡単にまとめてみることにしました。
興味がある人はぜひチェックしてみてください。
オタクの中で消費額がトップ1、2位を争うアイドルオタク
先ほどの図を見てもわかるように、オタクにはたくさんのジャンルがあります。
でも、オタクの中でトップ1、2位でオタク活動にお金がかかってしまうのは、アイドルオタクなようです。
想像してみて下さい。
グッズを買ったり、チケットを買ったり、遠くまで出かけたり、アルバムを買ったり、地方公演での滞在費用を払ったり、、、、挙げたらキリがないです。
1人にかかる1年間の平均の消費金額は、「アイドルオタク」の場合は10万3000円ほどと言われているそうです。
1人あたりの平均で10万円を越えるのは凄いことですよね。
ちなみに3位常連の「メイド・コスプレオタク」で、1人あたりの平均年間消費額は6万8000円ほどと言われていますので、かなりの差があることがわかりますよね。
アイドルオタクは280万人いるということが推定されているので、アイドルオタクの経済効果は圧倒的だと言えるのです。
オタク女子がアニメコンテンツを支える
オタク人口で最もたくさんいるのはマンガで、次に多い人口はアニメだと言われていますが、オタク男子よりもオタク女子のほうが購買する意識が強いそうです。
オタク女子が現在のアニメコンテンツをサポートしている、とも言われているくらいです。
特に、とても話題になった「劇場版名探偵コナン ゼロの執行人」は、日本では7週連続1位で興行収入が91.8億円というすさまじい記録になったのは、覚えている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに全世界での興行収入は、なんと110億円超えです。
安室透ファンの女子は、自分のことを「安室の女」と呼んで、SNSに現れることがしばしばありました。
「安室透さんを興収100億の男に!!」という呼びかけなど、オタク女子のパワーが強力だったのを覚えています。
コスメオタクのパワーでコスメが売り切れる
コスメオタクの拡散力は計り知れないものがあります。
「美容垢」の影響によって、コスメの売り切れが続いた商品も少なくないそうです。
美容垢とは、TwitterとかInstagramなどのSNSで、それぞれのコスメの使用感について載せるアカウントの総称のことね。
コスメアイテムの売り上げが美容垢によって、かなり変化するそうです。
最近では、オタクに対するネガティブなイメージが減ってきているので、SNS上でどうどうと感想などが言えるんだと思います。
そして、自分がオタクということを隠さないどころか、アピールする人も増えてきています。
「アピールして同好の仲間を増やすほうがいい!!」、という感覚になってきているのでしょうか。
まとめ
ここまで簡単にではありますが、「オタク市場」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか??
オタクには様々なジャンルがありますが、今回で「アイドルオタク」がオタク活動にかけるお金は、かなりのものだということがわかりました。
また、「アニメオタク」や「コスメオタク」など、たくさんの「女子オタク」が支えているオタク分野もあることがわかりました。
最近はオタクのパワーが強まってきて、一大産業となっているものもあります。
ちなみに、15歳~24歳の女子のうちなんと70%くらいの人が、「自分は○○オタク」と認識している、というアンケート結果もあるそうです。
自分はオタクではないと思っている人も、もしかしたら気がついていないだけで、すでにオタクの一人かもしれませんね。
最近では、オタクに対する世間のネガティブなイメージが減り、オタクということを隠す時代では、なくなってきているというのは、非常に良いことだと言えるのではないでしょうか。