最近はどこに行っても混んでいるしと、お家で家族と過ごすことが多くなっている人も少なくないのではないでしょうか。
そんな我が家も週末の午前中は、子供と本を読む時間にしようと約束しており、読書の大切さを教えるようにしています。
読書は面倒という人も現代では多いのではないでしょうか。
インターネットが広まるまでは、読書をする人も多かったかもしれません。
現代は、ネットですぐに情報を集めることが出来るので、読書はむしろ苦痛に感じる人も少なくないのかもしれませんね。
そんな現代において、今回は、読書のメリットと読書の効果を最大限に引き出す方法をご紹介したいと思います。
読書のメリットとは何か
教養や知識量が増加
現代は、インターネットで情報を簡単に取得できます。
ただ、その情報が信頼性のあるものなのか、保証が出来ないものもたくさんあります。
学術書や本から、たくさんの情報を取得することができ、ネットでは得られない情報を取得することもできます。
そして、誰もが簡単に様々な情報をアップすることが出来るネット社会です。
溢れる情報の中から信頼性のある記事のみを判別したり、フェイクニュース 等に対して騙されることなく、自分自身の意見をしっかりと言える能力を養うことが出来るようになるのではないでしょうか。
想像力が向上し、豊かになる
読書は、動画や音声では得られない想像を働かせる力を養うことが出来ます。
想像力が向上することで、日常的にトラブルが起きても、あらかじめ次に起こることを予測し、危険を回避出来る可能性が高くなると考えられます。
また、判断力が上がったり、行動力が高くなる可能性もあります。
特に小説は、文章だけで物語を想像するため、想像力が高まりやすいと言われています。
ちなみに小説を読むと、場面の想像だけでなく、自分がどう思うかなど、さまざまなイメージも膨らませることができます。
語彙力が増す
インターネットからでも語彙力を増すことができますが、同じように読書でも、可能となります。
文章の構造も含め、四字熟語や専門用語などを学ぶことができます。
語彙力が増すことで、語彙力が増す前と比べると、文章が分かりやすくなったりします。
文章力が上がることで、仕事での資料作りや普段のやり取りでもトラブルが少なくなったり、友好関係を築ける可能性もあります。
コミュニケーション能力が向上する
前述したこと全てを含み、コミュニケーション能力も自然と上がるでしょう。
読書を通じて、その場面や自分の考えを想像することにより、相手の考えることが想像できたり、ただ伝えるにしても伝わりやすかったり、気持ちをうまく伝えられるようになるでしょう。
収入や学力が向上する
実際に、一般財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC)をはじめとする複数の調査では、読書量に年収や成績が比例するという結果がでています。
収入や学力が向上するのには、複数理由があると言われています。
例えば、世の中で成功者と言われる人が書いた本を読み、その成功体験を真似したりして、実行する人がいるからです。
また、知識や教養、語彙力などを身につけることで、自然と売り上げや評価につながるからです。
さらに、成功者などの本を読むことで、自分のモチベーションが上がることも理由として考えられます。
自分も出来るんだと思ったり、楽しんだりして、自分のモチベーションを上げることにより、意欲的に物事に取り組むことでき、難しい事柄を乗り越えたりする可能性があります。
ストレス解消になる
読書をすることで、イライラや否定的な考えを収めることも可能です。
また、ストレスを溜め込むのを防ぐ効果も期待できます。
そのストレスを解消できる効果は、セラピーにも取り入れられているほど効果的です。
ストレス解消の仕組みとしては、読書をすると本の内容に集中し、現実世界を忘れることができます。
そのため、現実世界を一旦忘れ、悩みや不安から解放されることでストレスを解消することが可能となるのです。
ちなみにこの読書セラピーは、イギリス政府も公認しているそうで、「ビブリオセラピー(読書療法 = Bibliotherapy)」と言われています。
ちなみに、「ビブリオセラピー(読書療法 = Bibliotherapy)」という言葉は、1916年に、牧師で人気エッセイストでもあった、サミュエル・マッコード クローザーズ(Samuel McChord Crothers)氏によって初めて使用されました。
この言葉は、「人々が抱える問題の解決を本で援助する技法」を意味します。
その後、欧米でこのセラピーの訓練プログラムが確立したとのことです。
現代では、読書を用いて心理的な支援を行う、心理療法のひとつと考えられています。
ちなみに、読書でストレス解消を目指すのであれば、自分の気持ちの状態に合った本を選ぶことが必要です。
一時的なストレス解消効果なのかもしれませんが、ストレスを溜め込みすぎると体に不調を与えるので、その点ではメリットがあると言えるでしょう。
効果的な読書方法とは
読みたい本を読む
実際、本を読みたい人は現代には少ないのではないでしょうか。
しかし、自分に興味がある本は読みたくなるはずです。
そのため、自分に興味がある本を読むことがおすすめです。
ジャンルは、特に問いません。
そして、読みたいところだけを読めばいいのです。
ストーリー性のない内容のものであれば、後ろから読んでも、途中から読んでも、面白くないところがあったらどんどん飛ばすのでも構いません。
それを繰り返すことで、知識が増えてくるからあまり問題ではないのです。
また、最初は面白くないと思った本でも、時間を置いてからもう一度読んでみると、ものすごく面白いと感じることもあります。
後から読んだ際に面白く感じる本は、最初に読む時点では面白くなくても、自分が興味を持ってきたり、知識が増えてくることにより、理解力が増えたことが面白く感じた理由になると言えます。
読書した内容をアウトプットする
読書で得た知識は、使わなければいつまでも覚えていることは難しいです。
読書をして、その内容をアウトプットすることで知識も身につけやすいですし、他に別の知識をつけるのに役立ったり、物事に役立つこともあります。
ネットに溢れる情報を精査して、どれが正しくてどれが正しくないのかといった判断をする際にも役立ちますよ。
繰り返し読む
これは、読書だけでなく、運動や勉強でも同じですよね。
全ての事に対して言えますが、たった1度見ただけで、それが出来るようになったり、覚えたりすることは、ほとんど不可能と言えるでしょう。
本も繰り返し読むことで、内容を覚えられるだけでなく、違う角度からも物事を考えることが出来るようになります。
読書環境を整える
読書に集中できる環境というのは、人それぞれです。
商業地など周りである程度の音がしないと集中できない人、図書館など静まり返ったところでないと集中できない人など、環境によって集中できるケースが変わってきます。
自分が読書に集中できるケースはどのようなケースか、実際に色々試してみる必要があります。
まとめ
ここまで述べてきたように読書には、読書なりのメリットがあります。
もちろん、デメリットもあるのかもしれませんが、自分を変えたい、挑戦したいという方には、まず読書がお勧めです。
どんなにネットが発達しても、利用するのは人間です。
嘘の情報に騙されない理解力や人間関係を円滑にするコミュニケーション力、文章を書く力、読む力、仕事やバイトで次に何が起こるのかを予測する想像力など、読書から得られるものはたくさんあると言えるのではないでしょうか。
さて、ここまでいかがだったでしょうか。
ぜひ、隙間時間を見つけて読書してみて下さい。