東京の周りに住んでいる人は、「市街地とJRの中心の駅はすぐ近くだよ」と思っている人も多いのではないでしょうか。
また、東京都内は、路線が迷路のように張り巡らされているので、最終目的地も駅からすぐにいけてしまいますよね。
でも、それは東京の周りだけということを知っていましたかね??
東北地方など他の都市では、市街地とJRの中心となる駅が離れていることが普通となっているようです。
ということで、今回は偶然にも仕事で行って気付いた、「JR中心駅と市街地が離れている都市」ということで、まとめてみました。
興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。
青森県弘前市は中央弘前駅前が市街地
新幹線に東京から乗り、新青森駅を通って青森県弘前市に行く人も少なくないと思います。
でも、弘前駅には市街地はないので注意が必要かもしれません。
路線バスに乗って、1kmほど先の私鉄の中央弘前駅前まで行かなければいけないわけですよ。
弘前電気鉄道大鰐線が1950年にスタートしたらしいんですけど、弘前電気鉄道大鰐線の終点である中央弘前駅が吉野町に開かれて、土手町近くで歓楽街となったようです。
また、1960年代からはカネ長武田百貨店などが土手町にオープンして、土手町やその周りが商業で賑わうようになって今に至るとのことでした。
そして、現在も市街地として、人がたくさん出かけています。
八戸市は本八戸駅が市街地に一番近い駅
青森県の2番目の都市の八戸市にある八戸駅は、東北新幹線の一時的な終点駅のときもあったので、覚えている方も多いのではないでしょうか。
でも、現在では八戸駅は静かな地域となっている印象です。
この駅からJR八戸線に乗って2駅ほど行くと、本八戸駅があります。
そこが八戸市の市街地となっています。
ただ、本八戸駅からも市街地に行くには、数分くらい歩かないといけないんですよね。
八戸城の後ろにある掘割跡地にこの駅ができたので、市街地までやや歩く必要があるんですよ。
どうしてここに駅ができたのかというと、鉄道が開かれて疫病が引き込まれるのが懸念されたなどいろいろな説があるらしいですよ。
とにかく、八戸市の中心市から遠いところに八戸駅があり、JR中心駅と市街地が離れているということです。
秋田県大館市は東大館駅が市街地の最寄り駅
秋田県北部にある大館市も、大館駅周辺が市街地とはなっていませんでした。
JR花輪線の東大館駅の周辺が市街地となっています。
この市街地は他の主な都市とは違い、市街地の鉄道駅が業務委託駅となっていて、主な駅である大館駅は市街地から2キロ以上も遠いところにあるということです。
だからなのか、商業・交通施設が効率悪く散らばった状態です。
その状態で進展しているのは、珍しいのではないでしょうか。
盛岡市の市街地へは歩いて10分~20分かかる
盛岡市は岩手県の県庁所がある市だ、ということを知っている人は多いと思います。
でも、JRの中心駅である盛岡駅前は、残念ながら市街地ではないです。
盛岡市の市街地は、北上川を越えたところ辺りです。
盛岡市の市街地にたどり着くには、盛岡駅からけっこう歩かないといけないのです。
北上川にかかっている開運橋を通って、歩いて10分くらいかかってしまいました。
もっと先にある旧バスセンターや肴町も賑わっている印象でしたけど、そこら辺まで盛岡駅から歩いたら20分くらいはかかってしまいます。
ただ、盛岡駅前もやや賑やかなので、それを盛岡の市街地だと勘違いしないようにしましょう。
「JR中心駅と市街地が離れている都市」についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
JR中心駅と市街地に距離があると、どうしても手間や面倒に感じてしまいます。
そこに住んでいる住人なら、スムーズにJRの中心駅から市街地に行く方法を知っていると思いますが、仕事や旅行で行った場合は、「どのようにして市街地に行ったらいいんだろう??」と困ってしまう人もいるかもしれません。
でも、それも旅行の醍醐味なのかもしれないので、現地の人に訪ねながら市街地に辿りついてみるのも楽しいかもしれませんね。