身長と運動不足の関係性とは
中学生になると、小学生の頃のように公園に集まってサッカーや野球をしたり、みんなで遊ぶことが少なくなります。
実際、部活や塾で忙しいですからね。
部活で体を動かしている子どもたちはいいですが、帰宅部で、家ではゲームばかりしていたら、運動不足になります。
本来、活発に動く必要がある成長期の運動不足は、さまざまなトラブルを引き起こします。
体を動かすことによって成長に必要な成長ホルモンが活発に分泌されます。
また、運動することによって骨に刺激を与え、骨の成長を促します。
つまり、成長するためには、運動は欠かせません。
身長を伸ばしたければ、運動をしましょう。
特に、バスケットボール、バレーボール、ダンスなどのように飛んだり跳ねたりする運動が理想なようです。
もちろん、他のスポーツでもOKです。
背のためにやりたくもない運動を強制するのはよくありません。
ジョギング、縄跳びなども縦方向に圧が加わるスポーツで、骨を刺激するので、身長を伸ばすのに最適です。
ジョギング、縄跳びなら、帰宅部でもできますから、家族でするのも良いのではないでしょうか。
過度な運動は逆効果!
身長を伸ばすためには運動は必要ですが、過度な運動はかえって逆効果になります。
なぜでしょう??
適度な運動は成長ホルモンの分泌を促進しますが、過度な運動は性ホルモンの分泌を促してしまいます。
性ホルモンの分泌で思春期が早く来てしまいます。
そうなると、成長が人より早く止まってしまいます。
結果的に、最終身長が高くなりません。
成長には運動が必要ですが、あくまで適度な運動が大切です。
激しい運動をすると、極度な肉体的疲労を招き、睡眠の質を落とすと考えられています。
同様に、過度な運動で交感神経が刺激され、興奮し、寝つきも悪くなります。
大人でもよくあることですが、体は疲れているのに寝付けないのは、運動のし過ぎが原因かもしれません。
身長を伸ばすためには、運動とともに、睡眠も大きな要因ですから、過度な運動は避けなければなりません。
特に、朝は、あまり激しい運動は控えましょう。
朝練がある部活も多いかと思いますが、朝練で激しい運動をすると、疲れすぎて授業中に眠くなります。
勉強にも集中できないですし、疲れすぎて、帰宅後に仮眠をしてしまうと、夜眠れなくなります。
指導者は、注意してあげてほしいです。
運動は、身長を伸ばすためには大切ですが、極度な運動は逆効果だということは覚えておいてくださいね。
筋トレが原因で背が伸びない?
身長を伸ばすために筋トレをしている人がいますが、ちょっと待ってください。
筋トレが原因で背が伸びることがストップすることもあります。
過度な筋トレは、骨や筋肉にダメージを与え、身長が伸びにくくなることもあるそうです。
先ほども書きましたが、過度な運動は性ホルモンの分泌が促進され、思春期が早く訪れ、成長が早くに止まってしまいます。
では、筋トレはすべて良くないのでしょうか??
結論は、間違った筋トレは良くないけれど、正しい筋トレなら良いということです。
正しい筋トレなら、成長ホルモンの分泌を促進し、健康な体を作ります。
では、どんな筋トレが、身長が伸びることに悪影響を与えるのでしょうか??
ある特定の部位だけを鍛える筋トレはやめて、全身をバランスよく鍛えましょう。
ダンベルやゴムなど負荷を与えるものを使わないことも大切なポイントです。
こういう負荷を与えるものを使うトレーニングは、どうしてもオーバートレーニングになってしまいがちです。
特に成長期には、負荷がかかりやすくなるような筋トレは避けた方が良いかもしれません。
最終身長に影響してしまいます。
筋トレをする場合、頑張って毎日する人がいますが、回復期間を持つことの方が効果的です。
筋トレをした後、1~5日の回復期間を持つと筋肉がつきやすくなると言われています。
がむしゃらにするのは逆効果です。