身長を伸ばすのに必要な栄養とは
成長期のお子様にとって、栄養はあらゆる意味で大切であります。
もちろん、身長を伸ばすことにとっても大事であることは言うまでもありません。
成長期に十分な栄養を摂っておくことが、その後の身長の伸びに大きく影響します。
十分な栄養を摂るということは、お腹いっぱい食べるということではなく、栄養的にバランスよく摂ることです。
この時期のお子様に多い偏食は論外としても、成長に必要な栄養を過不足なく食べることがとても大切です。
タンパク質と言えばお肉ばかりというのではなく、魚からも大豆製品からも摂るようにしましょう。
もちろん、野菜もたっぷり食べましょう。
「これさえ食べれば身長は伸びる」という食品があれば便利なんですけど、残念ながらそんな夢のような食品はありません。
小さなころから、「大きくなりたかったら、牛乳をしっかり飲みなさい」と言われませんでしたか??
牛乳には、カルシウムがたくさん含まれているのでその通りなんです。
しかし、カルシウムだけを摂っても身長は伸びません。
身長を伸ばすためには、ある一つの栄養素だけを摂っても効果的ではありません。
カルシウムと一緒に、マグネシウム、亜鉛、タンパク質も摂らなければなりません。
当ブログで各栄養素がどういう働きをするのかをまとめてあるので、一度目を通して頂ければ幸いです。
身長を伸ばすためにベストな食事
身長を伸ばすためには、「カルシウムが大事か、タンパク質の方が大事か」などと論じられることがありますが、そんな論争は意味がないと言えます。
身長を伸ばすためには、バランスのいい食事がベストです。
特に、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、タンパク質の摂取を意識しましょう。
1. カルシウムは丈夫な骨を作る
2. マグネシウムは骨を健康に保つ
3. 亜鉛は骨の成長になくてはならないもの
4. タンパク質は、骨や筋肉を作る元ですからとても大切
さらに、成長ホルモンの分泌にも大いに関わっています
この4つの栄養素は、成長には欠かせないものです。
十分に、そしてバランスよく摂ることが大切です。
これらの栄養素の中でもカルシウムは、意識的に摂るようにしましょう。
というのは、日本人は、大人も含めてカルシウムの摂取量が足らない傾向にあります。
食の西洋化で、小魚を摂ることが少なくなり、乳製品も日常的に摂る習慣がないためです。
食事で十分なカルシウムが摂取できることが理想ですが、もし不足するようなら身長サプリで補うことを考えるといいでしょう。
身長が伸びることを妨げる食事とは?
一生懸命食べているのに、そのことがかえって身長が伸びることを妨げるとしたらショックですよね??
食品添加物の中には、体内に摂取したカルシウムを体外に排出させる作用を持つものがあります。
栄養バランスに気を配り、意識的に摂ったカルシウムが、体の外に流れ出すとしたらがっかりですよね。
それらの食品を全く食べさせないということは不可能かもしれませんが、なるべく食べないよう、気を配ってあげてみてください。
例として挙げた食品は、ハイカロリーなものが多いです。
食べすぎると肥満になる可能性を高めます。
肥満になると、成長ホルモンの分泌が鈍化しますから、さらに身長が伸びることにはマイナスです。
部活で運動をしていると、つい飲みすぎてしまいがちですよね。
真夏の塩分補給には必要ですが、意外にミネラルや糖分も多く含まれていますから、飲みすぎには注意しましょう。
スポーツをするときに飲むのはいいのですが、お茶代わりに日常的にガブガブと飲むのはおすすめできません。
順調に身長を伸ばすためには、「”最適な食事”、”そうでない食事”」があることがわかっていただけたと思います。
できるだけベストな食事を摂るようにしましょう。