ストレスと身長の関係について
中学生のお子様を育てている方には経験がおありだと思いますが、中学生という時期は、本当に難しいですよね。
子供から大人への過渡期で、本人もどうしていいかわからず悩んでいるのではないでしょうか。
大人への反発、親や教師への反抗、友達関係、勉強のこと、将来への不安など悩みは尽きないようです。
思春期を通過することによってさらに一歩大人に近づくとはいえ、思春期のストレスをあまりに強く感じると、成長にも悪い影響がでます。
つまり、強ストレスは、成長ホルモンの分泌に影響し、活発に分泌されなくなります。
さらにストレスで食欲不振になったり、寝付けなかったりすると成長ホルモンの分泌に影響します。
ストレスは成長にも悪影響を与えますが、必ずしもすべてのストレスが悪いわけではありません。
自ら進んで勉強やスポーツなどに取り組むことによるストレスは、却っていいストレスになりやすいです。
一方、誰かに無理強いされたことによるストレスは、悪いストレスになりやすいです。
いずれにせよ、中・高生の思春期の頃は、精神的にとても不安定です。
周りの大人がしっかり見守ってあげる必要があるのではないでしょうか。
ダイエットの影響
小学生の間は気にもしなかったことが、中学生になるとすごく気にし始めます。
その一つに自分の体型に対するコンプレックスです。
現在のような情報過多の時代、TVやネットの影響で、おしゃれに目覚め、体型を気にし始める子がいます。
特に女の子に多く、中には、ダイエットを始める子もいます。
成長期の子供にとって、食事制限によるダイエットは、成長に大きな影響を与えます。
運動することによって体重を落とすならまだしも、無理な食事制限を成長期の子供がするのは危険です。
何かに置き換えるダイエットや、野菜しか食べないダイエットなどは、必要なカロリー不足、栄養の偏り、必要な栄養素の不足に陥る可能性が大きいです。
ただ、例外として、お子様が肥満になっている場合は、ダイエットをする必要があります。
肥満の人は、成長ホルモンの分泌が阻害されます。
身長を伸ばすためには肥満を解消するようダイエットをする必要があります。
体重と身長の健全なバランスを見ながらダイエットをさせましょう。
ただし、体重を減らすために極端な食事制限をするのは間違っています。
健康的に痩せる方法でダイエットしましょう。
ニキビの悩み
中学生になると、急にニキビが出る子がいます。
人によっては全然でない子もいるので、出る子にとってはとても気になるものです。
ニキビは、性別にかかわらず、子供の体から大人の体への変化のプロセスで起こるホルモンバランスの乱れだそうです。
それによって皮脂の分泌が増え、ニキビが出ます。
ニキビが出たからといって、身長に悪影響は与えません。
しかし、あまりにニキビを気にすることによるストレスがよくありません。
特に女の子にとって、顔じゅうにニキビが出るのは、とても気にします。
その結果、ニキビを治すために脂肪分を摂らなくなったり、野菜ばっかり食べたりする子もいるそうです。
そのような栄養の偏りは、身長の伸びに大きな悪影響を与えますから、気を付けてあげてください。
ニキビを治すには、肌を清潔に保つことが大切です
そのためには、丁寧な洗顔を心がけましょう
顔の皮脂を洗って、毛穴の詰まりを防ぐといいと言われています
あくまで丁寧に、やさしく洗顔しましょう。
ゴシゴシ洗うのはNGです。
肌を傷つけ、却ってニキビを悪化させかねません。
ダイエットも、ニキビも、本人にとれば、大きな悩みになります。
周りの大人が冷静なアドバイスをするだけで、ずいぶん悩みも軽くなると思いますから、やさしく声をかけてあげてみてはいかがでしょうか。